息子ちゃんの下宿探し：その２

条件に合う物件を複数提示された中から２軒見に行くことにします。

まずは１軒目。
８畳とキッチン、希望を全て満たした上にオートロック。悪くはなさそう。

自転車で閑静な住宅街へ…
へぇ。
静かそうだしいいんでないの？
そろそろ着くかな？
まだかな？まだ…？

どんどん道は細くなって…山際。
小さな動物園みたいなのがある。その、どん詰まりに割と近代的なマンションが。

へ、へぇ～
でも、何か分からないけど、微妙な気がする…。
理屈じゃなくて、何か好きになれない陰鬱さみたいなものを感じるのです。なんだろう？

チャリ漕いで乱れている息を整えて…
あれ？なんか、臭い。

振り返ると背後の戸建ての一軒がゴミ屋敷風。
庭の駐車場にあるナンバープレートがない廃車の中にはゴミ袋がギュウギュウ。
さらには、住人らしきオッさんがウッドデッキでバーベキュー？たき火？？
いや、この匂いは可燃ゴミを焼いてらっしゃる
そのオッさんも、屋根の下でたき火してる時点で絶対目を合わせたらアカン感じがします。

今は冬だけど。
夏には動物園と野焼きの薫りが混じったりして…
さらにキケンな香りのオッさん…
少し離れた場所には荒れた感じの汚いゴミステーション…
陰鬱さを感じるのは物件そのもの？またはその裏山？？

どれをとってもアカン！
これはアカン！！
トラブルの予感しかしない。
中を見るまでもない。
却下です。